IBM System i

System i™では、ビジネス・アプリケーションの実行に必要なものをすべて１つのシステムに統合することができます。データベース、セキュリティー、パフォーマンス調整、バックアップ、レポート、コミュニケーション、インターネット接続、ファイル・サービス、印刷サービスなどはいずれも組み込まれています。
また、System i では従来より幅広い選択肢と機能が提供されているため、アプリケーションごとに新たなサーバーを購入する必要がなく、既存システムの活用が可能です。IBM i5/OS®、Microsoft® Windows®、Linux®、IBM AIX 5L™、Java™、PHP、WebSphere®、Lotus® Domino®といった複数のオペレーティング・システムやアプリケーションを同時に実行することができます。
IBM System i は、自動的にアプリケーションの資源要求のバランスを取ることができます。ビジネス・サイクルに合わせてシステムを拡大/縮小することによって、需要の増減に対処します。このようなIBM Virtualization Engine™テクノロジーにより、複数システムの管理にありがちなコストの増大と操作性の煩雑さに悩まされることなく、さまざまなビジネス・アプリケーションを自由に実行できます。

変化に即応できる柔軟性でシステムを最適化

IBM System i は、お客様のニーズや市場の変化に柔軟かつ迅速に対応するために、CPUやメモリーを必要に応じて柔軟かつ自動的に増強できる次のようなオンデマンド機能を提供し、効率的なIT投資を可能にしています。

● キャパシティー・アップグレード・オンデマンド
あらかじめ搭載されている予備CPUを、システムを停止させることなくお客様ご自身で追加できる機能です。

● トライアル・キャパシティー・オンデマンド
追加のプロセッサーを最大30日間分無料でご利用いただけます。その後CUoDをご購入いただくことで、引きつづき追加プロセッサーをご使用いただけます。

● On/Offキャパシティー・オンデマンド
必要に応じてプロセッサー数を追加したり、また元に戻すことができる機能です。
料金は、使用したプロセッサー数、日数による従量制になります。

● リザーブ・キャパシティー・オンデマンド
CPU稼働率が100％に達したとき、管理者の手を煩わせず、システムが自動的に予備CPUを稼働させる機能です。

● メモリー・キャパシティー・オンデマンド
CPUと同様に、メモリーの使用容量をオンデマンドで増強できる機能です。また、i 520においては、アクセラレーターという機能で、オンデマンドにプロセッサー・パワーを増強することが可能です。